KITA Dental Clinic
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喜多歯科クリニックブログ

矯正の歴史〜10年前と今の矯正の違いは?〜

近年受ける人も増えている歯列矯正治療ですが、いつからどのようにしてはじまったのかをご存知ですか?最
近では痛みが少なく装着時も目立たないマウスピース矯正なども主流になってきていますが、実はマウスピース
矯正が普及してきたのは最近のことです。デジタル技術の進化と共に歯列矯正治療もここ10年で大きな変化を
遂げてきています。
本記事では、歯列矯正治療の歴史についてお話ししながら10年前と現在の歯列矯正治療について解説しま
す。

■歯列矯正の歴史
歯列矯正治療の歴史は遡ると非常に古く、古代エジプトのミイラからは、歯を整えるための装置が見つかってい
ます。古代ローマやギリシャでも、歯の位置を整えるためのさまざまな方法が試みられていました。こうした早期
の試みは、現代の矯正治療の基盤を築くものでした。19世紀になると、歯科矯正はより体系的に研究され始
め、特にアメリカの歯科医師エドワード・ハワード・アシュトンは、金属ワイヤーを使用した矯正装置を開発し、歯
列矯正の技術を大きく進歩させました。この時期から、歯列矯正は専門の分野として確立され、様々な装置が
登場しました。
そこから20世紀に入ると、矯正技術は急速に進化します。特に、セラミックブラケットや裏側矯正といった目立た
ない矯正装置が登場し、多くの患者様に支持されるようになりました。また、矯正治療に対する人々の興味や理
解も深まり、より多くの人々が治療を受けるようになりました。

■10年前の歯列矯正治療
10年前、歯列矯正治療はまだ従来の金属製のワイヤー矯正が主流でした。これらの装置は歯に強い力を加え
効率的に歯を動かすことができるため、期待した効果を得られますが、痛みも強く見た目が気になるというのが
難点でした。実際に見た目や痛みに悩む患者様が多く、特に若い人には敬遠されることがありました。矯正装置
の種類としては、金属ブラケット、セラミックブラケット、裏側矯正といった選択肢がありましたが、いずれも装置
の装着や調整が必要で、患者様の負担が大きいことが問題とされていました。さらに、治療期間も長く、何年も
かかることが一般的でした。こういった理由から歯列矯正治療に興味があってもなかなか踏み出せない人も多
く、ハードルの高い治療だったのです。

■現在の歯列矯正治療
①マウスピース矯正の普及
近年、マウスピース矯正が急速に普及しています。特に「インビザライン」は多くの患者に支持されています。マ
ウスピース矯正は、透明なマウスピースを使用した矯正法で、痛みもほとんどなく目立たないことから人気があ
ります。患者様は、日常生活をいつも通りに送りながら矯正治療を行うことができるため、心身の負担が軽減さ
れます。マウスピース矯正は、装置の着脱が簡単で、食事や歯磨きも従来の矯正装置に比べて容易です。その
ため、特に若い世代や忙しい社会人にとって、手軽に治療を受けられる選択肢となっています。

【マウスピース矯正のメリット】
✔️ワイヤー矯正に比べて痛みがない
✔️透明なので装着していても目立たない
✔️取り外しできるので口腔ケアがしやすい
✔️食事制限がない
✔️治療のゴールをイメージしやすい
【マウスピース矯正のデメリット」
✔️すべての症例に適応できるわけではない
✔️1日20〜22時間以上の装着時間が必要になる
✔️お手入れや装着時間など自己管理が必要
✔️治療期間が長くなることがある

②デジタル技術の進歩
デジタル技術の進化も、矯正治療に大きな影響を与えています。現在では、3Dスキャンを用いて患者様の口腔
内のデータを迅速に取得することが可能になりました。このデータを基に、治療計画をシミュレーションし、具体
的な治療の流れを患者様に提示することができます。これにより、患者様は自分の治療がどのように進行する
のかを視覚的に理解することができ、安心感を得られます。さらに、CAD/CAM技術の導入により、矯正装置を
より正確に作成できるようになり、フィット感も向上し、治療の効果が高まります。患者様はより快適に矯正治療
を受けられるようになっています。

■デジタル技術の進化とマウスピース矯正
【進化したデジタル技術】
・3Dスキャン
従来の印象材を使った型取りに代わり、口腔内を高精度でスキャンすることができる3Dスキャナーが普及。口
腔内のデータを迅速かつ正確に取得可能。

・デジタルシミュレーション
3Dデータを基に、治療の進行や結果をシミュレーションするソフトウェアが登場。治療前に自分の歯がどのよう
に動くかを視覚的に確認可能。

・CAD/CAM技術
コンピュータ支援設計(CAD)およびコンピュータ支援製造(CAM)技術により、矯正装置を正確に設計・製造で
きる。カスタマイズされた装置を迅速に作成可能。
上記のようなデジタル技術の進化は、マウスピース矯正にも大きな影響を与えています。デジタルスキャンに
よって得られたデータを用いて、患者様一人ひとりに合った精密な治療計画を立てることができるので治療の精
度が向上し、より短期間での効果的な矯正が可能になります。また、CAD/CAM技術による製造で、装置の
フィット感が向上し患者様も快適な着用感が得られます。デジタルシミュレーションが可能になったことで治療前
に予想される結果を患者が確認できるため、治療に対する不安が軽減され、患者は自分の進捗を把握しやすく
なって治療前と治療後のギャップもなくなります。

■10年前と今の矯正の違い
・治療の選択肢と自由度
10年前に比べて、現在の矯正治療には多くの選択肢があります。マウスピース矯正やデジタル技術の導入に
より、患者は自分に合った治療法を選べるようになりました。これにより、矯正治療がより身近なものとなり、多く
の人が治療を受けることができるようになったのです。

・患者様への負担の軽減
現在の矯正治療は、患者への負担が大幅に軽減されています。マウスピース矯正やデジタル技術の進歩によ
り、装置の装着が簡単で、通院の頻度も減少しました。治療がより快適になったことで、患者が治療を続けやす
くなっています。

・矯正治療の成功率と予測精度の向上
デジタル技術の進化により、治療の成功率が向上し、予測精度も高まっています。これにより、患者はより安心
して治療に臨むことができ、目標とする結果を得られる可能性が高まっています。

■まとめ
矯正治療は、古代から現在までの長い歴史を経て、飛躍的に進化してきました。特に、10年前と比べて、現在
の矯正治療は患者様にとってより身近なものとなり、快適で多様な選択肢も増えています。マウスピース矯正の
普及やデジタル技術の進歩により、矯正治療はますます身近なものとなっていくでしょう。歯科医師と相談しな
がら自分に合った矯正治療を選び、理想とする口元を手に入れましょう。
当院では患者様一人ひとりのご要望やお悩みをお聞きし、ライフスタイルや予算、症例を総合的に考慮したうえ
でより適した方法をご提案させていただきます。歯列矯正治療をお考えの方はぜひ一度当院にご相談ください。

妊娠中の⻭科矯正はNG?もし矯正中に妊娠が発覚したら中断?

妊娠中は心身ともに変化が激しく何が起こるかわかりません。歯列矯正治療をお考えの方のなかには「妊娠中
でも矯正治療を受けられるの?」「赤ちゃんへの影響はある?」「治療をすでにはじめていて妊娠がわかったらど
うすればいい?」と不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では妊娠中の歯列矯正治療について、気になる疑問にお答えしつつ注意点などを詳しくお話しします。
歯列矯正治療を検討中の方も、現在検討中の方もぜひ参考にしてください。

■妊娠中でも歯列矯正治療は受けられる
結論から言ってしまえば、妊娠をしていても歯列矯正治療を受けることは基本的に可能です。しかし冒頭でも説
明したように、妊娠中は身体の変化やホルモンバランスの影響が激しく、治療に影響を与えることがあるため、
注意が必要です。ここからはその注意点についてより詳しく見ていきましょう。

■妊娠中に歯列矯正治療を受ける場合の注意点

①レントゲン検査は極力避ける
歯列矯正治療を行う際は細かい治療計画が立てられますが、治療計画を立てる際も治療計画が順調に進んで
いるか確認するためにもレントゲン検査が必要になります。適切な治療を行うために欠かせない検査ではありま
すが、妊娠中はレントゲン検査は極力避けるのが望ましいとされています。もちろん防護用エプロンも装着しま
すし、口腔内を撮るレントゲンはお腹からも離れているので影響はほとんどないと言われていますが、安全を最
大限考慮するのは大切なことです。
歯科医院によっては妊娠中の患者様にはレントゲン撮影はしないというところもあります。レントゲン撮影をする
時期を避けて治療を行えるのであれば問題はありませんが、妊娠時期とレントゲン撮影を行う時期が被る際は
あらかじめしっかり歯科医院に相談するようにしてください。

②抜歯の時期に気を付ける(麻酔)
歯列矯正治療を行う際、はじめに抜歯が必要になることがあります。抜歯が必要な場合は治療がはじまる前に
行われますが、この段階で、妊娠している場合は注意が必要です。抜歯という行為が直接胎児に与える影響は
ほとんどなく、服用する薬剤も胎児への影響が少ないものが処方されますが、局所麻酔が必要になることや、悪
阻(つわり)のことも考慮すると、薬剤の服用もなるべく避けておくのが望ましいです。悪阻の程度は人によってさ
まざまですが、心身への負担が大きくなってしまう可能性が高くなります。もしも抜歯が必要だとわかった場合
は、安定期以降にスタートするのが望ましいでしょう。妊娠中だということをしっかり伝え、歯科医師と一緒に抜
歯の時期を決めましょう。

③歯科疾患の予防に注力する
妊娠中は女性ホルモンが急増するため歯周病原因菌が増えたり唾液の分泌量が減少し、歯科疾患のリスクが
高くなります。特に歯周病には要注意です。妊娠中に歯周病になってしまうと、早産や低体重児出産のリスクが
高くなってしまいます。さらに妊娠中に歯列矯正治療を行うとなると、固定式の矯正装置を選択した場合、口腔
ケアも難しくなるため、予防は念入りに行う必要があります。

④矯正器具の選び方に注意する
矯正器具の種類はさまざまで、大きく分類すると固定式と取り外し式のものがあります。固定式の矯正装置は
器具に食べかすや細菌が溜まりやすく、ケアもしづらいですが、取り外しできるマウスピース矯正は、お手入れ
をする際に外していつも通り歯磨きができるので、比較的ケアがしやすいのが特徴です。とはいえ、マウスピー
ス矯正では治せない症例もあるので、歯科医師としっかり相談して決めることが大切になります。

■矯正治療中に妊娠が判明したらどうする?
矯正治療中に妊娠が判明した場合、まず最初にするべきことは、担当医にしっかり相談することです。妊娠初期
は特に体調の変化が激しく、つわりなどの影響で通院が難しくなることがあります。また、ホルモンの変化が歯
や歯茎に影響を及ぼし、痛みや不快感が増すことも考えられます。
・妊娠初期の注意点
妊娠初期は流産のリスクが高い時期でもあるため、体をできるだけストレスから守ることが大切です。矯正治療
中の痛みや違和感がストレスになることがあるため、歯科医師と相談しながら、治療計画の見直しを検討する
必要があります。
・安定期に入ったら
妊娠中期(安定期)に入ると、体調が安定しやすくなるため、治療を再開することが可能な場合が多いです。こ
の時期は、通常通りの通院ができる場合が多く、矯正治療を続けることが比較的容易になります。

■矯正治療の中断が必要になる理由妊娠中に矯正治療を中断するかどうかは、治療の進捗や患者様の体調によって変動するため、産婦人科の担
当医と歯科医師としっかり相談して決めることが大切ですが、下記のようなケースでは中断になります。

①身体の変化が大きくストレスが大きい
妊娠によるホルモンバランスの変化が、歯や歯茎に影響を与えることがあります。特に、妊娠中は歯茎が腫れ
やすく出血しやすくなるため、矯正装置が刺激を与えることで痛みを感じることがあるのです。このような症状が
強く出た場合は、治療を一時中断することが推奨されます。

②免疫力の低下がみられ通院も難しい
妊娠中は免疫力が低下しがちです。口腔内の健康を保つためには、感染症のリスクを減らすことが重要です。
矯正装置によってお口の中の環境が変わると、感染症のリスクが高まる可能性があります。特に妊娠後期には
出産に向けて体調が変化するため、通院が難しくなることも考慮しなければなりません。何よりも大切なのは患
者様の健康状態です。妊娠の進行状況に基づいて治療を続けるか中断するかを判断します。必要に応じて治
療計画を見直し、新しいプランを立てていきます。

■妊娠中に行うべきケア
妊娠中は、口腔ケアに特に気を配る必要があります。妊娠に伴うつわりや食欲の変化により、食生活が不規則
になりがちですが、栄養バランスの取れた食事を心がけることが大切です。妊娠中は、歯磨きやフロスを怠ら
ず、毎日の口腔ケアを徹底しましょう。特に、妊娠中は歯周病のリスクが高まるため、早期発見と予防が重要で
す。もし歯茎が腫れたり出血したりする場合は、すぐに歯科医師に相談することをおすすめします。妊娠中は、
そうでない人よりも定期的な歯科検診を受けることが重要になります。

■まとめ
いかがでしたか?妊娠中の歯科矯正治療についての理解が深まったでしょうか。妊娠は大きなライフイベントで
あり、身体にさまざまな変化が起こります。妊娠をしていても歯列矯正治療を受けることが可能ですが、何よりも
大切なのは、自分と胎児の健康です。
歯科医師との相談を通じて、自分の状況に合った適切な判断を行うようにしましょう。当院では患者様ひとりひと
りのご要望やお悩み、状況をしっかりお聞きした上で、より適した治療をご提案させていただきます。歯列矯正
治療を検討中の方はぜひ一度当院にご相談ください。みなさまのご来院を心よりお待ちしております。

⻭列矯正治療中の食事はどうなる?野菜不足にならないおすすめの⾷事

歯列矯正治療は、見た目や噛み合わせ、歯並びなどお口の中の機能を改善するためにとても有効な治療方法
です。しかし、歯列矯正治療を検討している人のなかには、痛みや食事制限に関する不安を抱えている人もたく
さんいらっしゃいます。日常生活がどう変わるのかをあらかじめ知っていると治療前と治療後のギャップも少な
く、ストレスのない状態で治療を受けられます。
本記事では、歯列矯正治療中に気を付けるべき食事のポイントや、野菜不足を解消するためのおすすめのメ
ニューやレシピを紹介します。歯列矯正治療中でも健康的な食生活を維持するために、ぜひ参考にしてみてくだ
さい。

■矯正器具の種類による食事制限の違い
矯正器具の種類によっても食事制限の度合いは異なります。ブラケットワイヤー矯正のように固定式の装置の
場合は取り外しができないため食事制限が厳しいですが、自由に取り外しができるマウスピース矯正は食事中
に取り外しできるので食事制限はほとんどなく、治療前と同じように食事を摂ることができます。

■矯正治療中の食事制限
①硬いものや歯ごたえのある食べ物
歯列矯正治療中は、食事にいくつかの制限がかかることがあります。一般的に硬い食べ物は避ける必要があり
ます。ナッツ、硬い肉、キャラメル、硬いキャンディーなどは、矯正器具に影響を与え、痛みを引き起こす原因と
なります。これらの食材は、歯や矯正器具に負担をかけるだけでなく、虫歯のリスクを高めることにもつながりま
す。治療中に虫歯になってしまうと歯列矯正治療を中断して治療を受ける必要があるため、歯科疾患には十分
注意しましょう。
②粘着性のある飲食物
歯列矯正治療中は、粘着性のある食べ物も避けるべきです。これらは矯正器具に絡まりやすく、器具の損傷や
歯の位置ずれを引き起こすことがあります。具体的には、キャラメルやグミ、粘り気のある餅などです。
③酸性の強いものや刺激の強い飲食物
刺激物や酸性の強い飲食物にも注意が必要です。歯列矯正治療中は、お口の中が敏感になりやすいので、辛
いものや酸っぱいものはなるべく控えるのがおすすめです。これらを控えることで、お口の中の不快感を軽減
し、快適に食事を楽しめます。
④繊維の多い食べ物
ねぎやえのきなど、繊維の多い食べ物は矯正器具に絡まりやすいので食べる際は切り方や調理方法に注意
し、食べたあとのケアも十分に行う必要があります。

■歯列矯正治療中の野菜不足のリスク
矯正治療中に気を付けるべき大きなポイントは、野菜不足です。食事制限によって野菜を摂る機会が減ると栄
養素が不足し、さまざまな健康リスクを引き起こす可能性があります。特に、免疫力の低下や疲労感、さらには
歯や骨の健康にも悪影響が及んでしまうことがあります。野菜には、体に必要な栄養素が豊富に含まれており、
ビタミンA、C、Kや、カルシウム、マグネシウム、食物繊維などがその代表的ですが、これらの栄養素は、体の
機能をサポートするだけでなく、お口の中の健康にも必要な栄養素です。なかでもビタミンCは特に重要です。歯
列矯正治療中に、野菜不足を解消するためには、野菜の調理方法を工夫して、意識的に食事に取り入れること
が必要です。

■歯列矯正治療中に食べたいおすすめの野菜料理
歯列矯正治療中でも食べやすく、栄養豊富な野菜料理をいくつか紹介します。
・蒸し野菜
蒸し野菜は、栄養が逃げにくく柔らかく仕上がるためのおすすめの食べ方です。例えば、ブロッコリー、カリフラ
ワー、人参などを軽く蒸し、オリーブオイルや塩、胡椒でシンプルに味付けするとヘルシーでおいしくいただけま
す。色とりどりの野菜を使えば、彩りもよくなり食欲をそそります。
・ピューレ状にした野菜
野菜をピューレ状にすることで食べやすさは格段に増します。例えば、ほうれん草やかぼちゃを茹でて、ブレン
ダーで滑らかにします。これをスープに加えたり、パスタのソースとして使うと、栄養をバランスよくしっかり摂るこ
とができます。小児矯正を受けている子どもにもおすすめです。
・スムージーやジュース
野菜をスムージーやジュースにして飲むのもおすすめです。スムージーやジュースは忙しい朝でも簡単に野菜
を摂れます。ほうれん草や小松菜をベースに、バナナやリンゴを加えることで甘みも出て飲みやすくなります。お
好みでヨーグルトや豆乳を加えれば、さらに栄養価もアップします。
・スープや煮込み料理
野菜をたっぷり使ったスープや煮込み料理は栄養価が高く、野菜も柔らかくなっているので飲み込みやすいの
が特徴です。例えば、トマトベースのミネストローネや、根菜をたっぷり使ったおでん、またはポトフなどがおすす
めです。特に寒い季節には体も温まり、一石二鳥です。
野菜と一緒に魚や豆腐などを一緒に摂取するのもおすすめです。柔らかく調理できるうえに栄養も豊富です。焼
き魚や煮魚はもちろん、豆腐を使った味噌汁や、豆腐ハンバーグもおすすめです。これらの調理方法を毎朝の
習慣にすることで、野菜を意識的に摂取することができます。

■具体的な食事のアイデア
忙しい日々の中で、栄養をしっかり摂るための具体的な食事メニューをご紹介します。参考にして、日々の食事
を工夫してみてください。

【朝食】
● スムージー(ほうれん草、バナナ、ヨーグルト/小松菜、リンゴ、ヨーグルト)
● ピューレ状のかぼちゃを使ったパンケーキ
● フルーツヨーグルト(バナナ、キウイなど)
● オートミールとフルーツ
● 卵焼きとご飯

【昼食】
● 野菜たっぷりのスープ(人参、玉ねぎ、キャベツなど)
● 野菜入りオムレツ(ほうれん草、パプリカなど)
● 魚のフライ(柔らかい白身魚)と野菜サラダ(柔らかい野菜)
● クリームシチュー(鶏肉、じゃがいも、にんじん、ブロッコリー)
● 魚の刺身(柔らかい種類)
● 野菜たっぷりのカレーうどん
● サラダとパン(柔らかいパンを選ぶ)

【夕食】
● 魚の煮付け(鯖や鮭など)と蒸し野菜(ブロッコリー、カリフラワー)
● 煮込みハンバーグとサラダ(トマト、きゅうり、レタス)
● カレーライス(柔らかい野菜を使用)
● 豆腐の味噌汁とおにぎり
● パスタ(ピューレ状の野菜ソース)
● おでん(大根、卵、豆腐、こんにゃく)
● クリーミーなパスタ(柔らかい野菜入り)
このように、毎日異なる食材を工夫して取り入れることで、飽きずに栄養を摂ることができます。

■食事のあとの口腔ケアも忘れずに
食事を摂ったあとは口腔ケアを怠らないようにしましょう。歯磨きはもちろん、デンタルフロスやマウスウォッシュ
などを活用して食べかすや細菌が残らないように丁寧にケアを行うことが大切です。また、歯科医院にも定期的
に通い、専門的なアドバイスやプロフェッショナルケアも受けることでお口の中の健康を維持することができま
す。
■まとめ
歯列矯正治療中は、食事制限もあるため食事に対する工夫が求められますが、栄養バランスを保ちながら飽き
ずにおいしく食べることは可能です。野菜は不足しがちになるので、野菜を意識的に摂取するようにして、健康
を維持し治療もスムーズに進めるようにしましょう。
心地よい食事は、栄養バランスを確保できるだけでなく、ストレスを軽減することにもつながります。歯科医師か
らアドバイスをもらいながら治療中も快適な生活をおくれるようにしてください。

歯列矯正治療中の痛みはどのくらい?痛みが辛い場合の対処法も解説!

「歯列矯正治療中の痛みはどのくらい?痛みが辛い場合の対処法も解説!」

歯列矯正治療は、歯並びを整え噛み合わせを正常にして、口腔内の健康を改善するために有効な治療
方法です。しかし、多くの人が歯列矯正治療に伴う痛みや不快感に対して不安を持っています。痛みは
治療の過程で感じる一般的な症状のひとつですが、どの程度の痛みなのか、痛みが出た際はどう対処
すれば良いのかを知っておくと安心できます。
本記事では、歯列矯正による痛みの原因、痛む期間、痛みを軽減するための対策などについて詳しく
解説していきます。

■歯列矯正治療中に痛む原因
歯列矯正治療による痛みの主な原因は、矯正装置によって歯が新しい位置に移動する際にかかる力に
よるものです。矯正器具が歯に圧力をかけることで、歯周囲の骨や歯茎に負担がかかって炎症が起こ
り、この過程で痛みが発生します。歯列矯正治療の痛みは、矯正装置の種類や治療方法によっても感
じ方が異なります。

■矯正器具の種類と痛みの関係
①ブラケットワイヤー矯正
従来から行われている方法で、最も一般的に使用されている矯正器具です。ブラケットを歯につけてそ
こにワイヤーを通して固定することで歯の位置を整えていきます。ブラケットワイヤー矯正は強い力を加
えるため痛みが出やすく、特に初めて装置を装着したときや、ワイヤーの調整後に強い痛みを感じるこ
とがあります。
②マウスピース矯正(インビザラインなど)
患者様の歯型をもとに作成した透明のマウスピースを1日20〜22時間以上装着し、1〜2週間ごとに新
しいものへ交換することで歯を正しい位置に移動していきます。マウスピースを初めて装着する際には
違和感や軽い痛みを感じることがありますが、ブラケットワイヤー矯正と比較すると痛みはほとんどな
く、負担が少ないのが特徴です。

■歯列矯正治療中の痛みの種類や期間
治療中に痛みを感じる期間は、個人の症例や治療の進行状況によっても差がありますが、一般的には
下記のようなパターンがあります。
・治療をはじめたばかりの頃の初期の痛み
治療を開始した最初の1週間は特に痛みが強く感じられることが多いです。この期間は、歯が新しい位
置に移動するための準備段階であり、痛みを和らげるための対処方法を知っておく必要があります
・治療途中の調整による痛み
治療が進むにつれて痛みは次第に軽減していきますが、ワイヤー矯正の場合はワイヤーの調整が行
われるたびに、再び痛みを感じることがあります。特に調整後の数日間は注意が必要です。自分に合っ
た対処方法を知っておきましょう。
上記はあくまで一般的な基準であり、痛みに敏感な人もいればそうでない人もいるため、痛みの感じ方
には個人差があります。

■痛みの具体的な症状
歯列矯正中に経験する痛みには、さまざまな症状があり、感じ方も異なります。
①歯の痛み:歯を噛むときに強く痛みを感じることがあります。食事を取る際に痛みを感じることも多く、
心理的なストレスも増してしまいます。
②歯茎の違和感:矯正器具が当たっている部分に痛みを感じることがあり、歯茎が腫れたり口内炎がで
きることもあります。
③全体的な不快感:治療中多少なりともストレスや緊張を感じます。ストレスが強くなると夜間の痛みを
強く感じることも多く、眠れないほど辛いこともあります。

■痛みが辛い場合の対処法
歯列矯正治療中に痛みが生じた際は、下記の対処法を試してみてください。
・食事の工夫
痛みが辛い場合は痛みを和らげるための食事を意識しましょう。固い食べ物や粘り気のある食べ物を
避け、柔らかい食品やスムージー、ヨーグルトなどがオススメです。また、温かい飲み物よりも冷たい飲
み物の方が痛みを和らげることがあります。
・痛む部分を冷やす
冷却パックや氷水などで患部を冷やすことで、痛みや腫れを軽減できます。冷却する際は15〜20分程
度冷やすのが理想的です。また、冷却パックや氷水はタオルにしっかり包むようにしましょう。
・鎮痛剤の服用
歯科医院から鎮痛剤が処方されることもありますが、ない場合は市販の鎮痛剤などを購入して服用す
ることで痛みを軽減できます。使用する際は必ず用量を守りましょう。
・リラックスできることをしてストレス管理
痛みが強いときは、リラックスしてなるべく安静にすることも大切です。深呼吸や軽いストレッチ、音楽を
聴くなどして心を落ち着けましょう。また、友人や家族に話すことでストレスが軽減されることもあります。

■痛みに対する長期的な対策
すぐできる痛みへの対処方法だけではなく、治療は長期間にわたって続くので、痛みを軽減するための
長期的な対策も考えておく必要があります。
①歯列矯正治療中は、指示に従って歯科医院で定期健診を受ける
②歯磨きやフロッシング、マウスウォッシュの使用を怠らず日々の口腔ケアを丁寧に行う
③栄養バランスのとれた食事と適度な運動により体全体の回復力を高める

■痛みが怖い方には「マウスピース矯正」がおすすめ
先述したように、マウスピース矯正はワイヤー矯正と比べると痛みが少ないのが特徴です。「きちんと眠
れるかな」「仕事や学業に支障はないかな…」など、治療の痛みが不安な方にはマウスピース矯正がお
すすめです。マウスピース矯正は痛みが少ないというメリットのほかにも、下記のような利点がありま
す。
✔️透明で目立たない
✔️食事やお手入れの際に取り外しできる
✔️治療シミュレーションにより治療のゴールをイメージできる
マウスピース矯正は歯科医院によって取り扱いがない場合もあるので、マウスピース矯正を検討してい
る方はあらかじめ歯科医院のホームページを確認しておくことが必要です。また、マウスピース矯正の
なかでもさまざまなブランドがあり、インビザラインは特に人気の高いブランドです。どのブランドを取り
扱っているのかも、診療科目と合わせて確認しておくと良いでしょう。

■歯科医院を受診した方が良い痛み
歯列矯正治療中に痛みが生じた場合、どの痛みが歯科医院を受診する必要があるのかを見分けること
も重要です。先述したように、矯正器具の装着後すぐや調整後、などの感じる痛みや違和感は正常な範
囲で、大体の場合数日以内に軽減します。しかし、鋭い痛みや持続的な痛み、腫れを伴う場合は注意
が必要です。以下のポイントを参考に見分けてみてください。
✔️一部の歯だけが強く痛む場合、虫歯や歯周病の可能性があります。
✔️歯茎が赤く腫れたり出血が見られる場合は、歯周病や感染による炎症の可能性があります。
✔️普通の痛みを超えて日常生活に支障をきたすような場合。何らかのトラブルの可能性があります。
✔️矯正器具が外れたり、ずれていたりする場合は歯科医院で調整してもらう必要があります。
✔️発熱や体調不良が伴う場合は、感染症の可能性があります。
痛みを感じた場合は正常なのか異常なのか、その状態を冷静に観察して歯科医院を受診するかどうか
判断する必要があります。正常な場合でも心配であれば早めに歯科医院に相談することがおすすめで
す。

■まとめ
歯列矯正治療中の痛みは、多くの人が経験する悩みですが、正しい知識と対処方法を知っておくこと
で、負担も少なく乗り越えることができます。痛みが出た場合は、焦らず対処して必要に応じて歯科医師
に相談してアドバイスをもらいましょう。

歯列矯正中美容医療は受けられる?注意点を解説|徳島市の歯医者

こんにちは!喜多デンタルクリニックです。

 

矯正治療を受けていると見た目が整ってきて「歯並び以外も綺麗にしたい」と思う方も少なくありません。矯正治療中に美容医療に興味を持つケースは多いですが、「矯正治療と並行して受けることができるのだろうか?」と疑問に思うのではないでしょうか。

 

本記事では、矯正治療をしている最中に美容医療を受けられるのかどうかについて、それぞれの特徴や注意点をふまえて解説していきます。

 

矯正治療中に美容医療は受けられる?

 

結論から言うと、矯正治療をしていても、美容医療を受けることは可能です。しかし、矯正治療の種類や美容医療の種類により異なりますので、しっかり相互関係や注意点を知ることが重要です。

 

歯列矯正と美容医療の関係

 

歯列矯正は、歯並びを整えるための治療であり、美容医療は外見の美しさを向上させるための施術です。これらは一見別物のように見えますが、顔の美しさや健康を保つためには相互に関連しています。歯並びが改善されることで、笑顔が美しくなり、フェイスラインが整うことがあります。一方、美容医療によって顔の肌や輪郭が整えられることで、矯正治療の結果がより引き立ちます。

 

歯列矯正中の美容医療の注意点

 

美容医療の施術前後には、特別なケアが必要です。特に、矯正装置の周りの清潔を保つことが重要です。施術前には、歯科医師に相談して適切なケア方法を確認し、施術後も指示に従ってケアを行いましょう。また、歯列矯正中に美容医療を受ける場合、歯科医院が異なる場合は、矯正治療を担当している歯科医院と美容医療専門医の連携が重要です。施術の前に担当医に相談し、矯正治療に与える影響を確認してから、美容医療の施術を受けるようにしましょう。

 

矯正装置への影響

 

美容医療の施術が矯正装置に与える影響についても注意が必要です。特に、レーザー治療や注射治療の場合、装置の金属部分や周囲の組織に影響を与える可能性があるため、施術前に歯科医師に確認し、安全な方法を選びましょう。

 

どのような美容医療が可能か

 

歯列矯正中でも、多くの美容医療を受けることが可能です。ただし、矯正装置に影響を与えない施術を選ぶことが重要です。例えば、フェイシャルエステ、レーザー治療、ボツリヌス治療やヒアルロン酸注射などの注射治療などです。それぞれの施術には注意点があるため、歯科医師と美容医療専門医の双方に相談しながら進めることが推奨されます。

 

美容医療の種類と矯正中の適応性

 

・フェイシャルエステ

フェイシャルエステは、肌のケアやリラクゼーションを目的とした施術です。矯正装置に直接影響を与えることは少ないため、比較的安全に受けることができます。ただし、顔のマッサージや圧力をかける施術は避けた方が良い場合があります。

 

・レーザー治療

レーザー治療は、シミやシワ、ニキビ跡の改善などに用いられます。矯正装置に直接影響を与えることは少ないですが、装置の金属部分がレーザーの熱を吸収してしまう可能性があるため、施術前に美容医療専門医に相談し、安全な施術方法を選ぶことが重要です。

 

・注射治療(ボツリヌス治療、ヒアルロン酸など)

ボツリヌス治療やヒアルロン酸の注射治療は、シワの改善やボリュームアップに用いられます。これらの治療は矯正装置に直接影響を与えませんが、注射部位や量に注意が必要です。特に口周りへの注射は、矯正装置との兼ね合いを考慮しながら行う必要があります。

 

フェイシャルエステと歯列矯正

 

フェイシャルエステは、矯正治療中でも比較的安全に受けられる施術です。ただし、顔のマッサージや圧力をかける施術、ピーリングなど、顔の筋肉に圧力をかける施術は、矯正装置に負担をかける可能性があるため、避けた方が良いでしょう。リラックス目的の施術や、肌の保湿ケアに重点を置いたエステを選ぶと良いです。

 

レーザー治療と歯列矯正

 

レーザー治療を受ける際には、矯正装置への影響を考慮する必要があります。特に、装置の金属部分がレーザーの熱を吸収しないように注意が必要です。施術前に美容医療専門医に矯正治療中であることを伝え、安全な方法を選んでもらいましょう。

 

矯正装置が装着されている状態でのレーザー治療は、装置の材質や位置によっては、レーザーの効果に影響を与えることがあります。施術前に担当医とよく相談し、最適な治療方法を選びましょう。

 

注射治療(ボツリヌス治療、ヒアルロン酸など)と歯列矯正

 

ボツリヌス治療やヒアルロン酸の注射治療は、シワの改善やボリュームアップに効果的です。ただし、注射部位や量に注意が必要です。特に、口周りへの注射は、矯正との兼ね合いを考慮しながら行う必要があります。注射治療によって顔の筋肉や皮膚に変化が生じると、矯正装置のフィット感に影響を与えることがあります。矯正治療に与える影響をしっかり確認した上で注射治療を受けましょう。

 

同時進行のメリット・デメリット

 

美容医療と歯列矯正を同時に進めることで、顔全体の美しさをトータルで向上させることができます。しかし、デメリットや注意点もあるため、しっかり安全性を考慮したうえで、治療計画を綿密に立てることが重要です。

 

【メリット】

✔️短期間で綺麗になれる

✔️自信や幸福感を高められる

 

【デメリット】

✔️矯正がうまく進まなくなる可能性がある

✔️口腔内の環境が変化し感染や出血などの合併症が起こりやすくなる

 

美容医療を受ける際は、目的を明確化し、信頼できる医師やクリニックを選ぶことが大切です。美容医療を受けることで表情や顔の形状に変化が出ると、矯正治療の計画に影響を与える可能性があるため、歯列矯正中に美容医療を受ける際は、必ず両方の歯科医師に相談して適切な方法とタイミングを選択しましょう。

 

美容医療の施術後のケアと矯正治療

 

美容医療の施術後、特に注射治療やレーザー治療を受けた場合は、矯正装置のメンテナンスにも注意が必要です。以下に、具体的なポイントを挙げて説明します。

 

矯正装置の清掃とケア

美容医療の施術後は、特に注射治療やレーザー治療を受けた場合、矯正装置の金属部分や周囲の歯ぐきが敏感になることがあります。施術後は、歯磨きやフロスを丁寧に行い、装置の周りの清潔を保ちましょう。歯科医師から提案された特定の洗口液や歯磨き粉を使用することも、矯正治療の成功に繋がります。

 

定期的な診察

美容医療を受けた後は、歯科医師の診察を定期的に受けることが重要です。特に、矯正装置の調整や健康状態の確認を行い、問題があれば早期に対処することができます。美容医療の施術後の変化や装置への影響を歯科医師に報告し、適切なフォローアップを受けるようにしましょう。

 

矯正装置の調整

美容医療の施術後、矯正装置のフィット感や動きに変化がある場合があります。これは、顔の筋肉の動きや皮膚の状態によるものです。歯科医師と相談しながら、必要に応じて装置の調整を行いましょう。矯正治療の進行に影響を与えないよう、正確な調整が重要です。

 

まとめ

 

いかがでしたか?歯列矯正治療をしていても並行して美容医療を受けることは可能ですが、どんな施術もできるわけではありません。歯列矯正中に美容医療を受ける際には、両方の歯科医師と綿密な相談を行い、安全かつ効果的な施術を選ぶことが重要です。

 

美容医療の施術後も、矯正治療の進行や装置の状態に配慮しながら、適切なケアとフォローアップを行いましょう。